【大阪杯/前日オッズ】上位2頭揃って好走の可能性は低い 「馬券内率45.5%」叩き良化の関西馬に“妙味”

JRAは30日、第68回大阪杯(GI、芝2000m)の前日最終オッズを発表した。

香港カップ8着から巻き返しを図るローシャムパーク(牡5、美浦・田中博康厩舎)が単勝4.7倍で1番人気、昨年のダービー馬・タスティエーラ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)が単勝5.5倍で2番人気。

以下、プラダリア(牡5、栗東・池添学厩舎)が単勝7.0倍で3番人気、ベラジオオペラ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)が単勝7.3倍で4番人気。

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■抜けた存在不在なら関西馬に妙味

今年は1~5番人気が4.7~7.6倍、6番人気も11.6倍とオッズが割れており、GI昇格後の過去7年においてここまで割れた年はない。2020年は1~5番人気が3~5倍台で割れていたものの、6番人気が25.3倍と上位勢とは明確な差があった。

1番人気【2.1.2.2】、2番人気【2.1.1.3】と、上位2頭が揃って崩れたのは2022年の1回のみで、いずれも馬券に絡んだのは3回。後者の場合は、1番人気と2番人気の単勝オッズの差が小さく、2018年は3.5倍と3.6倍、20年は3.8倍と4.1倍、23年は3.4倍と3.6倍でその差は0.1~0.3の範囲内。上位2頭が接戦であるほど、2頭揃って好走の可能性が高まる傾向だ。前日段階ではローシャムパークタスティエーラには「0.8」の差があり、いずれかまたは揃って馬券外もあり得る。

3番人気以下で馬券絡みの可能性があるのは「単勝オッズ70倍以下で10番人気以内の関西馬」。これに該当すると【3.5.4.23】複勝率34.2%、複回収値164を記録する。このうち、休み明け2~4戦目であれば【2.5.3.12】複勝率45.5%、複回収値236にアップ。叩き良化の関西馬が地の利を活かせるようだ。今年のメンバーならプラダリアベラジオオペラステラヴェローチェが該当。妙味をもたらしてくれそうなこの3頭はノーマーク厳禁だ。

馬連は(2)ローシャムパーク-(3)タスティエーラが11.5倍、3連複は(2)ローシャムパーク-(3)タスティエーラ-(10)ソールオリエンスが22.0倍、3連単は(2)ローシャムパーク→(3)タスティエーラ→(10)ソールオリエンスが90.3倍で1番人気。ローシャムパークもタスティエーラも絡まない3連単は(11)ベラジオオペラ→(10)ソールオリエンス→(8)プラダリアの組み合わせで220.2倍となっている。

■30日・前日最終オッズ

人気馬名単勝1ローシャムパーク4.72タスティエーラ5.53プラダリア7.04ベラジオオペラ7.35ソールオリエンス7.66ステラヴェローチェ11.67ハーパー13.58ミッキーゴージャス13.89スタニングローズ15.510ジオグリフ23.211ルージュエヴァイユ35.612エピファニー40.013リカンカブール41.914キラーアビリティ58.015ハヤヤッコ80.816カテドラル171.8

※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

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(SPREAD編集部)

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