おいしいものを知り尽くして、食べ尽くしている料理のプロの方々が、自らお取り寄せをしているものは何？ そんなお取り寄せを私も食べてみたい！という想いをかなえるこの企画。前回に引き続きお気に入りを教えてくださるのは、ジャムと料理の研究家、福井県にお住まいの清水知美さんです。小さい頃から北陸のおいしいものに触れてきた清水さん。お気に入りのお取り寄せを、たくさん紹介していただきましょう。
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監修者
ジャム・料理研究家 清水知美
奈良女子大学家政学部食物学科で食について学び、家庭科の教員を経て料理研究家に。体に良い料理を教えることをライフワークとしている。なかでもジャムの研究は20年以上前から続けており、コンテスト入賞をきっかけに企業のジャム開発なども手掛ける。2024年4月より、京都大学大学院で栄養化学を学び、食をサイエンスから極めることに挑戦中。
福岡正信自然農園の「ブラッドオレンジマーマレード（カカオ二ブ入り）」
あざやかな果肉の色が有名なブラッドオレンジと、スーパーフードとして注目されているカカオニブを合わせたマーマレード。
清水さんも開発に関わったというこの絶品マーマーレード。
原材料は、農薬・化学肥料を使わず愛媛の地で大切に育てられたブラッドオレンジと、北海道産のてん菜100％使用の砂糖、レモン果汁、そしてカカオニブのみ。
カカオニブとは、チョコレートの原材料でもあるカカオ豆から、皮や胚芽を取り除いた胚乳部のこと。抗酸化物質で知られるポリフェノールを多く含み、糖や脂質代謝の改善などが期待されるスーパーフードです。
添加物は一切使用せず、すべて手作業で丁寧に作られたもので、食の安全に心を砕く清水さんも安心して味わえる一品で、
「ブラッドオレンジの濃厚な風味と、アクセントになるカカオニブの食感がやみつきになって、トーストなどにつけていただくパンの添え物、というよりは、このマーマレード自体が上等のお菓子のような味わい」だそう。
清水さんがお友達を招いてマーマレードの食べ比べを楽しむアフタヌーンティーでも大人気とのことですが、2021年、イギリスの湖水地方で開催される世界的なマーマレードの祭典「ダルメイン・マーマレードアワード＆フェスティバル」では、世界から集まった3000個以上のマーマレードの中から金賞に選ばれるなど、そのおいしさはお墨付き。
ただ希少なブラッドオレンジを使用しているため、大量生産というわけにはいきません。そのため売り切れになってしまう期間もありますが、次回販売を首を長くして待つ甲斐のあるマーマレードです。
お取り寄せはこちら
福岡正信自然農園 official site
http://f-masanobu.jp/
※注文方法
上記サイトより注文。
キュルノンチュエの「白かび熟成の乾燥ソーセージ」
いわゆるサラミ類があまり好きでなかったという清水さんが、180度変わって大好きになってしまったというのがこのシャルキュトリ（豚肉加工品店）、キュルノンチュエの白かび熟成の乾燥ソーセージ。
「これをいただいてから概念が変わりました。一般的なサラミというと、添加物と油の塊のような味が苦手でしたが、こちらの乾燥ソーセージは、粒コショウがアクセントになって油っぽさも感じませんし、熟成によってお肉のアミノ酸の旨味が感じられて、おいしい！のひとこと」
まだオンラインショッピングが一般的でない頃はわざわざ飛騨まで買いに行っていらしたという清水さんですが、お取り寄せができるようになってからは欠かせないお酒のお供に。シャンパーニュやカベルネソーヴィニヨンのワインなどに合わせて召し上がっているそうです。
「ピザのトッピングにしても最高ですよ。主人がピザを焼くので、焼き上がりにトッピングにしていただいています」
おいしいものとともに、大事な人とくつろいだ時間を過ごすのがお取り寄せの醍醐味。そんな時間のために、また頑張ろうと思わせてくれる、素敵なお取り寄せをご紹介いただきました。
お取り寄せはこちら
キュルノンチュエ
https://curnontue.shop-pro.jp/
※注文方法
上記のサイトより注文。
※記載されている情報は2024年3月のものです。
