青森・十和田市がニンニクオイルや米粉パンなど地元食材使用15の「逸品」お披露目

市の支援事業を活用して2023年度に開発・改良された「とわだの逸品」
お披露目会で商品の説明をする十和田市の事業者(左)(写真は一部加工しています)

 青森県十和田市は25日、市の「とわだの逸品開発事業」で2023年度に誕生した加工品のお披露目会を同市のサン・ロイヤルとわだで開いた。同市の8事業者が市産食材を使った15品を出展し、市内外から訪れたバイヤーに商品の魅力をアピールした。

 商品は同市産のニンニクを使用したオリーブオイルやシロップ、米粉のパンや菓子類などで、新たに開発された12品と改良品3点。事業者が順番に登壇し「料理の仕上げにかけるとワンランク上の味わいに」「保存が利くので贈答にも便利」などと売り込んだ。

 同事業を初めて活用した野月農園は「刻みにんにくのオリーブオイル漬け ごぼうブレンド」など4品を出展。野月博征代表(62)は「素材の味を生かすよう取り組んだ。試食の反応が良かったので、生産だけでなく加工も頑張っていきたい」と話した。

 市は農水産物の付加価値を高めるため13年度に商品開発の支援事業を開始。23年度までに延べ87事業所の204品が開発された。

 23年度の他の主な商品は次の通り。

 ▽ワッフル 十和田産米粉まっしぐら使用(大竹菓子舗)
 ▽十和田湖わかさぎ旨っく(伝法川魚店)
 ▽TIP(ティップ)十和田インナービューティーピクルス(ガーデンキッチン垂穂)
 ▽海鮮小籠包(点心工房)
 ▽TOWADA GARLIC YELL(農園NATUROBU)
 ▽マジックガーリックカカオ70(トワ・フィナンシャルサポート)
 ▽とわだ短角牛 牛すじ煮込み(漆畑畜産・焼肉牛楽館)

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