【桜花賞/前走ローテ】アスコリピチェーノに“鉄板”条件 チューリップ賞組は「2着以下」に穴妙味

7日に阪神競馬場で行われる第84回桜花賞(GI、芝1600m)の過去10年データを紹介する。

昨年、JRA賞・最優秀2歳牝馬のアスコリピチェーノを筆頭に、アルテミスSを勝って以来の出走となるチェルヴィニア、前走・クイーンC勝ちのクイーンズウォーク、チューリップ賞を差し切ったスウィープフィート、フィリーズレビューを逃げ切ったエトヴプレらが出走予定。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■チューリップ賞組は2着以下が穴妙味

過去10年、最多3勝は前走・チューリップ賞組。過去3勝は全て前走3着以内が条件だが、昨年はチューリップ賞を制したキタウイングが12番人気12着、2022年のナミュールが1番人気10着、21年も1着馬メイケイエールは3番人気18着と大敗した。むしろ近年は2着以下だった馬の好走が目立ち、昨年もチューリップ賞2着のコナコーストが6番人気2着、同3着のペリファーニアが5番人気3着と穴妙味もある。今年も勝ち馬スウィープフィートより、2着セキトバイーストと3着ハワイアンティアレに注目したい。

チューリップ賞【3.8.6.30】
阪神JF【2.2.0.5】
フィリーズR【1.0.2.43】
クイーンC【1.0.1.18】
エルフィンS【1.0.0.3】
シンザン記念【1.0.0.2】
朝日杯FS【1.0.0.1】
フェアリーS【0.0.1.4】

続いて近年トレンドなのは前走・阪神ジュベナイルF組。昨年はリバティアイランドが勝利している。該当馬はアスコリピチェーノステレンボッシュの2頭。なかでも注目はアスコリピチェーノで、阪神ジュベナイルF1着馬は【2.1.0.0】で連対率100%、回収値も単勝173、複勝140を誇る。

一方、人気を集めそうな前走・アルテミスS組のチェルヴィニアは過去10年で出走例はなく、レース間隔の最長は阪神JF組の中16週まで。約5カ月ぶりのレースで結果を出せるか今後の指標となりそう。

以下、今年該当馬のいるフィリーズR組、クイーンC組、エルフィンS組が1勝で勝ち星を分け合うが、いずれも前走3着以内が必須となっている。前走・距離別では1400m【1.0.2.50】、1600m【9.10.8.86】と、圧倒的に同距離ローテが優勢。この傾向を踏まえると、前走・フィリーズR組を除く、出走可能な馬はクイーンズウォークライトバックが残る。

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(SPREAD編集部)

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