県都の歴史や文化発信へ 福島市、5月から人材育成講座

講座をPRする星室長

 福島県福島市は、市の歴史や文化を発信する人材を育てる講座を5月から来年2月までに計10回開く。19日必着で参加者を募っている。

 市ゆかりの偉人、信夫山の歴史や文化、市内平石の西久保遺跡で昨年見つかった木簡など、地域の歴史や文化を学んでもらう。会場は市民会館のほか、史跡や文化財を巡るフィールドワークもある。

 定員は20人で、応募多数の場合は抽選となる。保険代などとして200円が必要。申し込みは往復はがきの往信裏面に住所、氏名、電話番号、返信表面に住所、氏名を書く。宛先は郵便番号960―8228 福島市松山町39の1 市文化振興課郷土史料室。問い合わせは史料室へ。

 市によると、史跡保存会など地域の文化財の保護や啓発に取り組む団体が、高齢化や人材不足で活動できなくなっているケースがあるという。史料室の星秀明室長は「市の歴史を継承するため、積極的な応募をお待ちしています」と呼びかけている。

(県北版)

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