「元気に育ってね」 宇都宮・鬼怒川で園児ら稚アユ放流 友釣りシーズンへ

園児もバケツで稚アユを放流した

 【宇都宮】アユの友釣りシーズンに向けた、県鬼怒川漁業協同組合(螺良昭人(つぶらあきひと)組合長)の稚アユ放流会が31日、石井町の鬼怒川左岸で開かれた。地元園児も参加し、バケツで放流。「元気に育ってね」と願った。

 今季最初の放流。同川の清掃活動を行っている清原保育園と合同で行った。この日は、七色ダム湖(三重県)に由来する県漁業協同組合連合会稚苗センター産の稚アユ(5.5グラム、5センチ強)約3万匹を放流。園児も8人が、県漁連など漁協の大人たちに見守られながら、川岸から丁寧に放流した。

 同漁協では、初夏の友釣り解禁日に向けて今後も放流を続け、管内全域で昨季並みの約70万匹を目指す。同ダム湖由来の稚アユは病気に強く「追いが良い」のが特徴。昨季は台風が少なく大型のアユがよく釣れたといい、漁協幹部らは、今季も同様の成長を期待していた。

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