宇都宮で桜開花 平年より1日遅く 県内6地点で25度超える夏日

花を咲かせた宇都宮地方気象台の標本木=31日午後5時35分、宇都宮市明保野町

 宇都宮地方気象台は31日、宇都宮市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より1日遅く、昨年より11日遅い。県内各地は前日に続いて気温が上がり、最高気温は佐野が27.5度、小山26.6度、宇都宮26.2度を観測。鹿沼、真岡、那須烏山を含め、14観測地点のうち6地点で25度を超える夏日となった。

 同気象台によると、31日午後、同市明保野町の気象台敷地内にある標本木で、開花の判断基準となる5、6輪の花が咲いているのを職員が確認した。担当者は「土、日曜の暖かさで咲き進んだとみられる。今後、気温は平年並みの予想なので、例年通り4月6日前後に満開を迎えるのでは」と話した。

 31日の県内は高気圧に覆われて気温が上昇。佐野、小山のほか、土呂部では20.4度となり、3地点は3月の観測史上最高を記録。各地で4月下旬~6月下旬並みの陽気だった。

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