書と灯りでエール 富山県滑川市・駅前中央公園で復興支援イベント、被災地へ祈り

書の大作とキャンドルの明かりで被災地にエールを送ったイベント=滑川市の駅前中央公園

 能登半島地震の復興支援イベント「『書』と『灯(あか)り』でメッセージを送ろう!!」は31日、富山県滑川市の駅前中央公園で開かれ、被災地にエールを送るメッセージがキャンドルの光で照らし出された。

 イベントは、同市のエール内に店を構える事業者らが企画し、今年2月に始めた。書道家の見角竹城さんが「がんばりまっし能登」としたためた大作に市民らが寄せ書き。3月20日は「世界ダウン症の日」の啓発と合わせ、メッセージとキャンドルを飾った。

 最終回のこの日は、見角さんが「一陽来復」と揮毫(きごう)し、寄せ書きの作品と共に展示。空間灯りプロデュースの中澤泰一さんが約千個のキャンドルを並べ、来場者らが点灯した。会場が優しい光に包まれる中、追悼と復興の祈りをささげた。

 バンド演奏やよさこい演舞もあった。北日本新聞社後援。

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