「春休み自然キャンプ しもさん家CAMP」福島県いわき市

赤、緑、青など色とりどりにペンキを塗った子どもたち

 「春休み自然キャンプ しもさん家CAMP」は3月29日から31日まで、福島県いわき市勿来町の勿来県立自然公園で開かれた。子どもたちがいわき市の自然に触れながらさまざまな挑戦を行い、楽しい時間を過ごした。

 田人里山再生委員会の主催で4回目。子どもたちが楽しみながら自己肯定感や自立心を高め、交友関係を構築することなどが目的。同市田人町で合宿型ボランティア動の拠点施設「田人ワークキャンプ・ビレッジ」を運営する「しもさん」こと下條真輝さんが講師を務めた。

 市内外の小学生21人が参加した。交流スペース勿来(なっくる)を拠点に、公園内のハイキングや星空観察会、なっくる屋上広場のペンキ塗りやキャンプファイアなどを行った。

 ペンキ塗りでは、子どもたちが事前に班ごとに話し合い赤、青、緑など色を決め、はけを使って協力しながら塗っていた。キャンプファイアでは、みんなで手をつないで大きな輪になって火を囲み、下條さんが考案したゲームを楽しんだり、マシュマロを焼いて食べたりした。

 参加した猪狩碧生(あおい)さん(平三小3年)は「仲間に会えるのを楽しみに毎回来ている」と元気に話し、東京都から妹2人と参加した大竹佑芽(ゆめ)さん(小平十一小6年)は「自然と触れあえてとてもうれしい」と笑顔だった。

 下條さんと交流のある芝浦工大生5人と地元ボランティアが活動をサポートした。(学校、学年はキャンプ実施時)

(いわき版)

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