「あほうどり」石像設置 山盛りコロッケも 11ぴきのねこサブキャラ/三戸

あほうどり石像に触れる園児たち

 三戸町は29日、町出身の漫画家、故馬場のぼるさんの絵本「11ぴきのねこ」に登場する人気サブキャラクター「あほうどり」の石像を関根ふれあい公園に設置し、除幕式を行った。石像の設置は今回で13カ所目で、町は新年度も石像を生かしたまちづくり活性化事業を展開する方針だ。

 あほうどりは、シリーズ第2作に登場するキャラクター。コロッケ店を始めたねこたちが「おいしい鳥の丸焼きが食べたいねえ」とたくらみ気球に乗って島に行ったものの、逆にあほうどりに食べさせるコロッケを大量に作ることになる―というストーリーだ。

 石像は、大小のあほうどり2羽に、ねこたちが作らされた山盛りのコロッケが配置されている。台座に座ることもできるため、フォトスポットとして人気が出そうだ。

 同日は、松尾和彦町長と町内のミューズ保育園の年長園児17人らが石像前に集まり、「1、2の3、ニャゴ!」の掛け声に合わせて除幕。園児たちはあほうどりの頭をなでたり、コロッケを食べようとしたりして楽しんだ。

 除幕に参加した平下夢希斗君(6)は「コロッケがごつごつしていて面白かった」と笑顔で話していた。【全文】

 

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