「応援の一杯」は環境配慮で バルーナーズの間伐材タンブラー 購入で県や鳥栖に寄付も

鳥栖市の間伐材を使ったタンブラーで泡立ち抜群のビールを楽しむ来場者ら=佐賀市のSAGAアリーナ

 バスケットボール男子・Bリーグ1部西地区の佐賀バルーナーズのマスコットなどをデザインした「森のタンブラー」が3月30、31日に千個限定で販売された。ホームゲームが開かれたSAGAアリーナ(佐賀市)にはタンブラー目当てのファンも多く訪れ、アサヒビールの博多工場から直送されたビールを堪能した。

 アサヒグループジャパン(東京都)と佐賀県、鳥栖市が取り組む「アサヒ×佐賀さいこう!プロジェクト」の第1弾。

 タンブラーは鳥栖市の間伐材を使用し、植物繊維の細かな凹凸がきめ細やかな泡をつくる。マスコットのバルたんを中心に、県と鳥栖市、アサヒグループのロゴマークが入っている。タンブラー1個、ビールお代わり1杯につきそれぞれ100円が県と鳥栖市に寄付される。

 購入した公務員の野崎知和さん(45)=佐賀市=は「今日はタンブラー目当てで来ました。フレッシュな味わいで何杯も飲めそう」と笑顔を見せた。

 今後、サガン鳥栖や久光スプリングスの試合でも、コラボデザインのタンブラーを販売する予定。同グループ九州統括本部の藤田晃一郎副部長は「廃プラスチックの削減や、寄付によりスポーツ振興、環境保全に役立っていけば」と話した。(福本真理)

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