江の川に稚アユを放流 5月20日 友釣り解禁へ 広島・三次市

広島・三次市の江の川で稚アユの放流が始まりました。

体長およそ7センチから8センチ、重さ5グラムに育ったアユの稚魚です。

3月30日に放流されたのは、江の川漁協の中間育成場で大切に育ててきた70万匹のうち10万匹です。

組合員ら10人が、水槽を積んだトラックで江の川へと運びました。

ことしは、雨による水のにごりが収まり、水温が放流の目安となる10℃に上がるのを待ったため、去年より3日遅い放流開始となりました。

バケツやホースを使って次々と放たれた稚アユは元気よく泳ぎだしていました。

これから5月上旬までにあわせて250万匹が放流される予定です。

江の川漁業協同組合 熊高昌三 代表理事組合長
「ちょっと川の水が多いんですけど、多少にごりもあるんですけど、これくらいだったら水温も10℃になったので放流できるということで、きょう放流しました。やっとこの時期に放流できるということで喜んでおります」

江の川漁協ではアユの友釣りを来月20日に解禁する予定で、その頃には体長およそ15センチ、重さ50グラム程度に育つということです。

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