静御前に思いはせ 福島県郡山市で例大祭 詩吟や語り奉納

静御前を供養する参列者

 奥州に下った源義経を追ったが願いがかなわず、福島県郡山市の池(美女池)に身を投じた―とされる静御前を供養する例大祭は3月28日、郡山市内静町の静御前堂で行われた。

 静御前堂奉賛会(鈴木正行会長)の主催。堂内に安置されている「静御前木像」を開帳し、奉賛会の七海元副会長らが焼香した。

 引き続き、お堂の広場に設けられた特設舞台で詩吟や語りが奉納された。語りは、ちゃんちゃんこ姿の大成小3年生12人が担った。静御前にまつわる伝説などを方言混じりに語り、参列者から大きな拍手を受けた。

静御前にまつわる伝説を語る大成小児童

© 株式会社福島民報社