宇都宮・ろまんちっく村に「無事カエル館」オープン ユーモラスな大谷石彫刻ずらり

楽器を奏でるカエル像を見る親子連れ=1日午後、宇都宮市

 地域商社のファーマーズ・フォレスト(宇都宮市新里町、松本謙(まつもとゆずる)社長)が道の駅うつのみやろまんちっく村で改修を進めていた大谷石ギャラリー「無事カエル館」が1日、拡張されリニューアルオープンした。

 同館は多目的ドーム「ローズハット」内の旧熱帯温室を改修し、昨年2月にオープンした。アパートで暮らすカエルなど、若手職人が手がけたユーモラスな大谷石の彫刻が展示されている。

 今回は旧熱帯温室の2階部分など計約300平方メートルを改修し、カエルのオーケストラ像や合唱団像といった新たな作品を配置した。1階部分には大谷石の廃材を再利用した遊歩道や、ステージ、オブジェも整備した。

 来年度には石工の作品制作や石工養成の技術演習を見学できるようにするほか、体験館では大谷石細工づくり体験などを通して大谷石文化に触れられるようにする。ドリンクコーナーでは地産地消メニューの提供も予定しているという。

 

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