「ドジャースの秘密兵器だ」大谷翔平の新通訳アイアトン氏の影響力にLAメディア注目!「今や舞台裏の重要人物」

にわかにその存在が注目を集めている。

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の新たな通訳を務めることが決まったウィル・アイアトン氏について、米国メディア『NBC LA』がそのキャリアなどを紹介する特集記事を配信した。

前通訳の水原一平氏の違法賭博関与疑惑が発覚し、今季開幕直後にドジャースから解雇されたことを受け、先月行なわれた大谷の会見の場ではアイアトン氏がサポートする姿が映し出されていた。すでに、その名前は各メディアでも取り上げられてきており、今回の『NBC LA』では、ドジャース球団にとって極めて重要な存在として注目されている。

現地時間3月31日に配信となった記事では、アイアトン氏が日本生まれであることや、15歳のときに家族でハワイに移住したこと、さらに大学卒業後の2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選でフィリピン代表としてプレー、後に同代表の通訳を担当したことなども紹介されている。

また、近年ではドジャース球団の「パフォーマンス・オペレーション・マネージャー」の肩書きで活動してきたとするアイアトン氏を同メディアは、「アイアトンがいつまでオオタニの通訳を続けるかは不明だが、ひとつ確かなことは、彼が今やドジャースの舞台裏の重要人物であるということだ」と評し、その貢献度を強調。

その上で、ドジャースのマックス・マンシーが「彼は決して評価されることのない、舞台裏の重要なピースのひとつなんだ」と語ったコメントも紹介。他にもデーブ・ロバーツ監督が、アイアトン氏が通訳を担当することで「内部での関係は良好になるだろう。ここ2、3日で、すでにそれを実感している。ショウヘイはチームメイトとの関係をさらに深めている」と述べたとしており、選手間での影響が大きいことも記している。

また同記事では、アイアトン氏について「ロサンゼルス・ドジャースの“秘密兵器”は、バットでもグローブでもなく、文化の架け橋となり、つながりを築く言葉を持っている」として、その役割について見解を示している。

突如、チームを襲った緊急事態の中で、その存在がクローズアップされているアイアトン氏。新天地に移り、各方面から注目を集める大谷にとっても、大きな助けとなっていくことは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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