3月の県内の月当たりの降水量は大田原が平年比195％の164ミリ、塩谷が同201％の188.5ミリで、いずれも3月の観測史上、最多だったことが1日、宇都宮地方気象台の気象速報で分かった。
同気象台によると、低気圧や前線の影響で雨や雪となった日が複数あり、特に3月29日は県内の広い範囲で大雨となった。
1日当たりの降水量は、観測10年未満の日光東町を除いた県内の地域気象観測システム（アメダス）の18観測地点のうち、5地点で3月の1位を更新。いずれも3月29日で、鹿沼85ミリ、塩谷81.5ミリ、宇都宮73.5ミリ、足尾68.5ミリ、葛生52ミリを記録した。
最高気温は高気圧に覆われた影響で、31日に佐野が27.5度、小山が26.6度、土呂部が20.4度を記録し、いずれも3月の観測史上最高を更新した。
