「紅麹」による健康被害問題。紅麹成分の入ったサプリメント摂取後に死亡した人が5人確認されるなどしていますが、島根県で新たに、このサプリを摂取した後、約12日間入院した人がいたことが分かりました。
小林製薬の紅麹を使ったサプリメントを摂取し健康被害が相次いでいる問題。これまでにサプリ摂取後に腎疾患が疑われる5人の死亡が報告されています。
島根県は先週、2件の健康被害に関する相談が寄せられていて、このうち1件では、50代の女性が尿のにごりなどを訴え一時入院したとしていました。
島根県の担当者
「症状としましては、尿のにごり、倦怠感、発熱、腹痛、食欲不振を訴えておられ、医療機関に11日間入院された」
そしてきょう、島根県は新たに2人の健康被害相談が寄せられたと発表。
このうち1人は県内に住む50代の男性で、手足のむくみなどの症状で約12日間入院したということです。
この男性は、回収命令対象となっている「紅麹コレステヘルプ20日分」をおよそ20日間摂取。この製品と症状との因果関係は不明です。
男性はその後回復し、退院しています。
「紅麹コレステヘルプ20日分」について島根県は、県内131の販売店舗から製品が撤去されたことを確認していて、県民に対し、回収命令対象の製品をめぐり不安がある場合は、最寄りの保健所に相談するよう呼びかけています。
※記事配信後、島根県より発表情報の訂正があり、それに伴い入院日数を「27日」から「約12日」に訂正いたしました。