樹齢190年天然記念物のシダレザクラ見頃 矢板武記念館、日没後はライトアップも

ライトアップされた矢板武記念館のシダレザクラ

 【矢板】本町の矢板武記念館で、市天然記念物のシダレザクラが見頃を迎えている。樹齢約190年の壮麗な大木の桜が、来場者の目を楽しませている。

 3月下旬の暖かさで一気に開花し、2日現在で7分咲き。日没後からはライトアップが行われ、政治・経済などで活躍し矢板の礎を築いた偉人矢板武(やいたたけし)(1849-1922年)も過ごした母屋の北側の庭園で、幽玄な姿を見せている。

 上伊佐野、会社員坪川真也(つぼかわしんや)さん(39)、由香里(ゆかり)さん(39)夫妻は「毎年見に来ている。夜桜は紙吹雪が降り注いでいるようで、きれい」と満喫していた。 

 同館の西蔵では28日まで、「やいたの四季」観光写真コンテスト入賞作品が展示されている。

 ライトアップは7日までで期間中の開館は午前9時半~午後7時半。入館料150円。(問)同館0287.43.0032。

© 株式会社下野新聞社