高松港を「特定利用港湾」に政府が指定 防衛力強化の一環で 自衛隊が訓練で年に数回利用可能に【香川】

政府は防衛力強化の一環で、自衛隊や海上保安庁が普段から訓練用に円滑に使用できるよう、香川県の高松港を「特定利用港湾」に指定しました。

きのう(4月1日)、高松港を含む全国7道県の16か所を「特定利用空港・港湾」に政府が位置づけたものです。これらの施設では民間利用を基本としつつも、自衛隊が訓練用に年に数回利用できるようになります。

香川県の池田知事は、災害時の迅速な対応が期待できるなどとして先月、受け入れを回答していました。有事の際の攻撃対象になるのではないかと懸念する声もあがっていますが、政府はあくまで訓練や災害時などの利用に限定するものだとしています。

こうした「特定利用港湾」では今後、必要に応じて艦船が停泊するための岸壁の整備などが行われる予定です。

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