被災した子どもにランドセルを 制服リユース専門店が約390個を無償で提供 能登半島地震3カ月

中古のランドセル約390個を被災地へ

能登半島地震から3カ月。長野県内からも支援が続いています。松本市の制服リユース専門店が中古のランドセル約390個を集め被災地に送りました。子どもたちに無償で提供します。

積み上がった中古のランドセル。その数は390個。能登半島地震の被災地に送ります。集めたのは松本市の吉沢梢さんです。

中古のランドセルを集めた・吉沢梢さん:
「元の生活に戻ることの少しでもお手伝いができればいいなと思っています」

吉沢さんは松本市で中古の学生服の販売などを行っています。被災地のために何かしたいと思っていましたが、「迷惑になるのでは」と行動に移せずにいました。

そうした中、地震でランドセルなどの学用品を失った子どもたちが多いことを交流のあった石川県の男性から聞きました。

自分にできることをー。

1月からSNSで、使い終わったランドセルの寄付を呼びかけ県内外から約390個が集まりました。この活動を石川県内で行う男性を通じて子どもたちに届けます。

被災地の子どもにランドセルを渡す活動を行う・木下成久さん:
「ランドセルだけで何かなるってわけじゃないですけど、少しでも子どもたちが笑顔に戻ってそれが大人たちに波及してくれれば」

中古のランドセルを集めた・吉沢梢さん:
「皆さんの大事なランドセルをお届けできるということで皆さんにもそれを知ってもらえれば」

ランドセルは全てクリーニングし夏休み前に被災地で譲渡会を開くということです。

© 株式会社長野放送