北朝鮮、固体燃料式の新型極超音速ミサイル発射実験に成功=KCNA

[ソウル 3日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は3日、同国が固体燃料式の新型中長距離極超音速ミサイルの発射実験に成功したと伝えた。

日韓の防衛当局は2日午前、北朝鮮が東岸沖へ向けて弾道ミサイルを発射したとそれぞれ発表した。韓国軍は中距離弾だったもようと分析している。

KCNAによると、金正恩党総書記が実験を指導し、北朝鮮が持つ防衛技術の「絶対的優位性」を示す戦略兵器だと称賛した。

「(北朝鮮は)射程距離の異なる全ての戦術・作戦・戦略級ミサイルを、弾頭制御が可能で、核武装が可能な固体燃料式に完全に変えた」とし、「これでわれわれは、世界各地のあらゆる敵を迅速かつ正確、強力に攻撃する能力を得ることになる」述べたという。

北朝鮮は3月に新型の中距離極超音速ミサイルに搭載する固体燃料型エンジンの地上実験を実施していた。

日米韓は発射実験を非難。英国もまた、複数の国連安全保障理事会決議に違反していると非難した。

一方、KCNAは、中国やベトナム、ラオスを訪れていた同国代表団と、ロシアを訪問した経済代表団が2日に帰国したと伝えた。

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