仲間とプレー続けたい 東北選抜工藤さん(南部町)台湾開催の少年野球8強

東北選抜チームとして台湾で少年軟式野球大会に出場した工藤夕芽花さん(左)

 少年野球の南部イーグルススポーツ少年団の工藤夕芽花さん(12)=南部町=が、3月19~22日に台湾・嘉義市で開催された「嘉義市113年桃城盃軟式少年棒球大会」に東北選抜チームとして出場し、ベスト8に輝いた。「これからも仲間と野球をしたい」と抱負を述べた。

 大会には、昨年12月に宮城県東松島市で行われた試合内容などで選考されたメンバーが出場した。27チーム中予選リーグで2勝を収め、決勝トーナメントでは2対1で惜しくも敗れた。工藤さんはピッチャーやセカンドで出場した。

 小学2年生のころから兄の影響で野球を始めた。意志の強さやコントロールの良さ、安定感が持ち味だ。

 3月29日は町役場に工藤祐直町長を訪ね、結果報告と町のスポーツ振興補助金への感謝を伝えた。初の国際試合だったが「もっと投げたかった」と向上心をのぞかせた。

 4月から町立名川中に進み、野球を続ける予定だ。「今はまだ女子野球は考えていない。みんなと練習や試合をしたい」。バッティング強化に向け、既に中学生用のバットで熱心に素振りに励んでいる。「1試合1本以上ヒットを打てるようにする」と目標を掲げ、飛躍を誓った。【全文】

© 株式会社デーリー東北新聞社