佐賀女子短大では留学生を含む174人が入学式に臨み、それぞれが描く夢に向かって第一歩を踏み出した。本年度から共学化した「地域みらい学科」の男子学生7人も、期待を胸に学びやの門をくぐった。
今村正治学長は「行動する」「表現する」「人々の声を聴く」ことが学生生活では大切と述べ、特に「聴く力」について「将来、人をケアしたり、チームで働いたりするために不可欠。皆さんも心優しい聴き上手になって」と求めた。
新入生を代表し、地域みらい学科の日下部咲さんが「2年間の学びの中で今より柔軟な考えを身に付け、ローカルとグローバルの両方で活躍できる自分になるために努力する」と決意を述べた。
同短大初の男子学生となったミャンマー出身のアウンミョーミンさん(22)とシトウーウィンさん(21)は「多文化に触れながら、実習を通して専門的なスキルを身に付けられると聞き、興味を持っていた。手話や漢字などの勉強もしたい」と目を輝かせた。(伊東貴子)