薄紫色のかれんなカタクリの花、山裾一面に広がる 関西最大の群生地、兵庫・丹波で見頃に

山の斜面を薄紫色に染めるカタクリの花=丹波市氷上町清住

 小さく愛らしいカタクリの花が、兵庫県丹波市氷上町清住の群生地で見頃を迎えている。山裾一面に広がる花々が、木漏れ日を浴び薄紫色に輝いている。

 ユリ科カタクリ属。地中の茎は片栗粉の原料になる。春の陽気に誘われ、つぼみは次々と開花。約5千平方メートルに約1万株が咲き誇る。群生地は関西最大とされ、地元住民らでつくる「清住村おこし実行委員会」が約30年前から保護している。

 入園料300円(中学生以上)で、開園は午前9時~午後4時。見頃は10日ごろまで。7日にはキッチンカーの出店もある。氷上PA観光案内所TEL0795.82.9123 (伊藤颯真)

© 株式会社神戸新聞社