中国シャオミがEV出荷開始、受注10万台超

Sarah Wu

[北京 3日 ロイター] - 中国のスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)は3日、同社初の電気自動車(EV)「SU7」の納車を開始した。受注台数は10万台を超えていると明らかにした。

雷軍最高経営責任者(CEO)は北京で開いた出荷式典で「小米の車が正式にデビューし、スマートカーの真の革命が正式に始まった」と述べた。

まずは既に生産済みの限定版5000台から納車が行われる。早期購入者向けに追加アクセサリーが装備されているという。

シャオミは先週のSU7発表後、購入希望者に4─7カ月待ちとなる可能性を通知しており、強い需要がうかがえる。

こうした強い関心を背景に、同社株は2日の香港市場で一時16%急伸した。ただ、一部のアナリストは同社が今年1台当たり1万ドル近い損失を出すと試算している。3日午前の取引で株価は3%超下げた。

2日の高値で算出した時価総額は550億ドルと、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の520億ドル、フォード・モーターの530億ドルを上回った。

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