「メディアが煽っているだけだ!」“韓国の至宝”イ・ジョンフが母国メディアに苦言!大谷翔平とのライバル関係を完全否定

“韓国の至宝”イ・ジョンフ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が、母国メディアに抗議した。

今季からMLBに参戦するイ・ジョンフ。名門球団と6年総額1億1300万ドル(約163億円)の大型契約を結んだ彼は、ここまで6試合に出場し24打数7安打、1本塁打、4打点で打率.292、OPS.762を記録と、好スタートを切った。

韓国メディアは、そんな大物ルーキーを大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)と度々比較しているが、本人は「なぜ僕と大谷選手を比較するのか分からない」と母国メディア『OSEN』で苦言を呈した。

大きな期待を背負った彼は、「大谷選手がこの事実を知ったら嫌な思いをするんじゃないかな」と口にし、「大谷選手は既にMLBで歴史に名を刻んでいる一方、僕はまだ駆け出しのルーキーでしかない。契約額を見れば、比較対象にならないよね。メディアが煽っているだけだ」と怒りを爆発させた。
そして「正直な話、大谷選手は僕の憧れであって、ライバル関係だとは一切思っていない」と断言したうえで、「僕はまだ新人であり、一日一日が勝負だ。打者のときは相手投手のことだけ、守備のときは相手打者しか考えられていない。僕が大谷選手と同じレベルで比較されるなんてとんでもないことだ」と続けた。

天才打者ながらMLBで必死に戦う25歳は、「大谷選手と同じ時代にプレーしていたということだけで、引退後に子どもたちに自慢できると思っている」と最後まで大谷に敬意を示した。

構成●THE DIGEST編集部

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