西友、北海道・九州から撤退 本州に経営資源集中

Shinichi Uchida

[東京 3日 ロイター] - 西友(東京都武蔵野市)は3日、北海道と九州の店舗を譲渡し、本州に経営資源を集中する方針を公表した。イオン北海道が2日に西友の道内9店舗の取得を発表したのに続き、九州の69店舗(うち福岡県62店舗)をイズミに譲渡すると発表した。

西友は全国に324店舗を展開(1月25日現在)。営業利益は過去3年増加基調で2023年度は315億円だったという。今後はM&Aによる事業拡大も視野に入れる。

西友持ち株会社の株式は議決権比率で米プライベートエクイティ会社のKKRが85%、ウォルマートが15%を保有している。

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