「大きな歴史の転換期」イズミ過去最大のM&A 九州地区の西友「サニー」など69店舗

流通大手の「イズミ」は、「西友」が九州で展開する食品スーパー事業を継承することになりました。イズミグループのM&A=買収・合併としては過去最大となります。

イズミ 山西泰明 社長
「私どもにとりましては大きな歴史の転換期となります」

イズミのグループ会社「ゆめマート熊本」が、西友の九州地区の食品スーパー事業を継承することが3日の取締役会で決まりました。

イズミは福岡エリアを店舗展開の最重点地区としてきましたが、西友は九州地区でスーパー「サニー」など69店舗を展開しています。

イズミの2030年長期ビジョンでは、中四国・九州地区を中心に300店舗を掲げていますが、今回の事業継承で店舗数はあわせて260店舗となります。

イズミ 山西泰明 社長
「2030年度1兆円計画を発表していますが、それの一番中心になる今回の大きなM&Aになっています」

イズミグループとしては過去最大のM&Aとなりますが、契約金額については非公開としています。

事業継承は今年8月からで、従業員3800人を引き継ぎ、「サニー」のブランド名についても基本的には継承していくということです。

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