「ハッケヨイ!」 熱狂と興奮 巨大紙相撲 優勝力士は地元にちなんだ…

紙相撲といっても力士の大きさは等身大、どんどこやって動かす仕組みは変わりません。

鳥取県立美術館のオープン1年前カウントダウンイベントとして「どんどこ巨大紙相撲とっとりけんび場所」が鳥取県倉吉市で開かれました。

倉吉市で建設が進む鳥取県立美術館は建物の工事がほぼ完了し、その全容が見えるようになりました。
オープン1年前のイベントとしてお隣の倉吉未来中心で開かれたのが巨大紙相撲!

太鼓の音と屋根付きの土俵が雰囲気を盛り上げる中、土俵入りしてきたのは段ボール製の力士たち。身長1メートル80センチと本物のお相撲さんと変わりません。

どうやって相撲をとるかというと、まずはがっぷり四つに組み合った状態を作って、ハッケヨイ!

通常の土俵よりふたまわり程小さい3メートルほどの土俵は表面がベニヤ板、チームのメンバーがどんどこ叩くと振動で力士が動きます。
県立美術館ができる倉吉は相撲どころ、記念のイベントとしてこの巨大紙相撲が選ばれたのです。

等身大の力士は県民の手作りです。
倉吉をはじめ鳥取、境港など県内5カ所でワークショップが開かれ、参加者が思い思いに段ボールの力士を作りました。
ワークショップが開かれた5カ所をそれぞれ相撲部屋に見立てて、この日の取り組みとなったのです。

土俵の叩き方、力士のバランス、様々な要素が絡み合って勝敗の行方が決まります。

参加者
「なんか気持ち良かったです。」
「あんまり動きませんでした、思ったようには。(力を入れないと?)力もいっぱい入れましたし、手も真っ赤になりました。」

5つの部屋から出場した力士は32人。
トーナメントを勝ち上がって決勝に進んだのは…
うつぶき部屋のおっぱい山、ミルク好き。
はやぶさ部屋の高宮関、バナナ好き。

白熱した取り組みの結果、優勝したのはおっぱい山。
琴浦町の婦人会の人たちが白バラ牛乳が生産される地元に因んで作った力士です。

おっぱい山のメンバー
「バンザーイ!びっくりです、でもうれしいです。」
「乳牛だからおっぱいって付けようって付けました。」
「目とかイヤリング付けるとか、口紅塗るとか、そういうところに力を入れました。」

手探りのようにして始まった今回のイベントでしたが、会場は満員で大変な盛り上がりとなり、県立美術館オープンに向け弾みが付きました。

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