【早出し】夢に向け新たな一歩 県内3大学で入学式

友人と記念撮影する山形大の新入生=山形市

 山形大と県立保健医療大、県立米沢栄養大・米沢女子短期大の入学式が3日、各地で行われ、新入生が夢の実現へ新たな歩みをスタートさせた。

 山形大は山形市のやまぎん県民ホールで行われ、玉手英利学長が告辞で「既存の考えや権威に頼らず生き方を自分で決める力を養ってほしい」と激励した。医学部の轟真帆さん(18)=長野市出身=は「立派な産婦人科医になれるよう学びたい」と意気込んだ。

 入学者数は1702人で、学部別では人文社会科295人、地域教育文化179人、理221人、医173人、工654人、農180人。修士課程などを含む総計は2275人。

 保健医療大は山形市の同大で行われ、上月正博学長が「相手を深く理解し痛みに共感するため、知識や技能に加え豊かな人間性を育んでほしい」と式辞を述べ、理学療法学科の横尾瑠菜さん(18)=東根市出身=が「夢に向かって努力を怠らず前に進み続ける」と誓った。入学者数は保健医療学部が104人、大学院が13人。

 米沢栄養大・米沢女子短期大は米沢市の両大体育館で行われた。阿部宏慈学長が「地域と社会に貢献する人材となるため学業に励んでほしい」と歓迎し、吉村美栄子知事らが祝辞を述べた。栄養大の土屋胡々南さん(18)=天童市出身=が「夢に近づけるよう精進する」、短大の大河原こころさん(18)=米沢市出身=が「努力を惜しまず勉学に励む」と誓いを述べた。入学者数は栄養大が46人、同大学院が2人、短大が239人。

新入生を代表し「夢に向かって努力を怠らない」などと決意を語る県立保健医療大の横尾瑠菜さん=山形市
県立米沢栄養大の新入生を代表して土屋胡々南さんが「夢に近づけるよう精進する」と抱負を語った=米沢市
新たな一歩を踏み出した県立米沢女子短期大の新入生=米沢市

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