心構えやマナー、13社57人が学ぶ 山形銀、新入社員研修会

新社会人が働く心構えやビジネスマナーを学んだ研修会=山形市・山形国際交流プラザ

 山形銀行の取引企業向け新入社員研修会が3日、山形市の山形国際交流プラザで開かれた。県内企業13社の57人が働く上での心構えや基礎的知識、ビジネスマナーを身に付けた。

 人材開発育成センター(京都市)の小松崎寛子代表が講師を務めた。心構えとして▽甘えを捨てる▽教わるのではなく覚える姿勢▽感謝の気持ちが大事―などを提示。会社の一員としてプロ意識やコスト意識を持ち、幅広い知識を身に付けるよう説いた。

 社内コミュニケーションで必要なことに「報連相(報告・連絡・相談)」を挙げ、「野菜と一緒で(情報が)新鮮なうちに報連相をしてほしい」と強調した。仕事は「早く正しく」が求められるため、創意工夫で早さを追求する大切さを指摘した。

 参加者はやや緊張した様子で話を聴き、講義の要点を熱心にメモしていた。ジョイン(山形市)の中村優愛さん(18)は「見方の違いで仕事が楽しくなり、吸収できることが増えるメリットがあるという話が印象に残った」と述べた。

 研修会は毎年開いており、本年度は12日までに山形、三川、米沢の各市町で計6回開かれる。

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