eスポーツ会場やカフェ、斬新アイデア満載 学生が信金跡地活用案/五戸

若宮佳一町長(左端)に報告書を手渡す干川実梨さん(左から2人目)、三浦康介さん(同3人目)、佐々木正太さん

 五戸町の東北メディカル学院(佐藤都留雄学院長)は3月28日、学生が考えた旧青い森信用金庫五戸支店跡地の利活用案をまとめ、町に報告書を提出した。eスポーツの大会会場や特産品を使った料理を提供するカフェなど、斬新なアイデアが満載で、若宮佳一町長をうならせた。

 旧青い森信用金庫五戸支店は2021年11月に閉店し、現在はATMのみ稼働している。23年3月に土地と建物が町に無償譲渡された。町中心部の好立地で、にぎわい創出に向けた活用が期待されている。

 同学院の23年度1年生は昨年10月、町中心商店街で同支店の活用方法に関する聞き取りを行うなど、町の現状を調べながらアイデアを練り上げてきた。最終的な利活用案は、期末試験の問題として学生に出題された。

 この日は2023年度の受講生を代表して理学療法学科の干川実梨さんと三浦康介さん、作業療法学科の佐々木正太さんの3人が町役場を訪ね、若宮町長に報告書を手渡した。

 三浦さんのアイデアは、同学院の学生寮とリハビリ施設を併設したもので「学生のスキルアップにもつながり、一石二鳥だと思った」と話す。若宮町長は「いいアイデアがいっぱいあった。実現可能なものは積極的に取り入れていきたい」と語った。【全文】

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