少年の非行防止、若者目線で支援 県警、大学生ボランティアに委嘱

本年度の県少年警察大学生ボランティアに委嘱状が手渡された交付式=県警本部

 本年度の県少年警察大学生ボランティアの委嘱状交付式が3日、県警本部で行われた。少年の非行防止や立ち直り支援に若者目線で携わる。

 東北公益文科大や仙台大などに通う県内外の大学生19人が委嘱を受け、街頭啓発活動やインターネット上の不適切な書き込みに関する情報収集、不登校の児童生徒に対する勉強のサポートなどを担う。この日は岡崎浩隆生活安全部長が4人に委嘱状を手渡し「生きづらさを抱えている人が多くいる。近い世代だからこそ、心を開いて相談できることもあるので協力をお願いしたい」とあいさつした。

 山形市出身の仙台大体育学部4年小松悠真さん(21)は「相手の表情をよく見て、コミュニケーションを取りながら子どもたちと向き合いたい。犯罪を1件でも少なくできるよう頑張りたい」と抱負を語った。

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