オーケー/創業者の飯田勧会長が死去

オーケーは4月4日、創業者で代表取締役会長の飯田勧氏が4月2日肺炎のために死去したと発表した。

飯田氏は1928年3月23日生まれ、享年96歳だった。

通夜・告別式は近親者のみの家族葬で執り行われる。遺族の意向により、供花・香典・弔問などは辞退するという。

後日、お別れの会を実施する予定。

■飯田勧氏略歴
1928年:3月23日 東京都中央区日本橋の酒問屋・岡永商店の3男として生まれる
1945年:海軍兵学校卒業その後岡永商店入社
1949年:岡永商店 常務取締役就任
1958年:岡永商店の小売部門として当社創業東京・上板橋に食品スーパーマーケット「オーケー」1号店を開店する
1967年:岡永商店より分離、オーケーを設立 代表取締役社長 就任
1975年:世界初の無人スーパーを通産省(当時)と共同で開発し、実験営業を行う
1986年:スーパーマーケット業界で定石となっていた特売からの脱却を決意。基本方針の「高品質・お買徳」に「Everyday Low Price」のコンセプトを加え、取扱商品を絞り込み、普段の売価を競合店の特売価格に負けない売価に引き下げることを柱とした抜本的な改革に着手。ナショナルブランド商品について、地域一番の安値を目指す「競合店対抗値下げ」を開始同時に「Everyday Low Cost」の体制確立にも取り組む。また、安さだけでなく品質・鮮度にもこだわり、出来るだけ正確で、正直な商品情報を知らせる「オネスト(正直)カード」を創案
1989年:食料品について本体価格の3/103(3%相当額)の割引を実施(現在は、会員で現金払いの特典)。経費節約のため買い物袋の有料化を開始
1996年:「借入無しで年率30%成長に挑戦」を経営目標に掲げ公表(2017年成長率を20%に改める)
2001年:従来の基本方針「高品質・お買徳」「Everyday Low Price」を経営方針として「高品質・Everyday Low Price」の標語に集約
2002年:独自の予約方式自動発注システムを開始するなど「高品質・Everyday Low Price」の方針のための改革に邁進する
2014年:代表取締役会長に就任

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