今度は表彰台の頂点を目指す五十嵐カノア

今夏のパリ五輪で金メダルが期待されるアスリートの1人が、サーフィン男子の五十嵐カノアだ。五十嵐は21年の東京五輪で銀メダルを獲得。もはや、目指すは表彰台の頂点しかない。

日本人の両親のもとにアメリカ合衆国・カリフォルニア州で生まれ、同州ハンティントンビーチでサーファーである父のサーフィン姿を毎日眺めて育ち、3歳でサーフィンを始めるとすぐに才能を開花させサーフィン界の注目を集めるようになった。

2009年、11歳の時にNSSA(全米アマチュアサーフィン連盟)主催の大会で、トム・カレンと並ぶ1シーズン中の最多勝タイとなる30勝という驚異的な記録を打ち立て全米タイトルを獲得。

「USA Championship U-18」を史上最年少の14歳で優勝し、日本人として初めて、2016年のチャンピオンシップツアー参戦資格を獲得。

その後、「2018 ISAワールドサーフィンゲームス」には日本代表メンバーとして出場し、個人で銀・団体で金メダルを獲得し、大会史上初となる日本のメダル獲得に大きく貢献した。

サーフィンが初めて正式種目となった東京五輪では、準決勝で世界ランク1位のガブリエル・メディナを逆転し決勝に進出し、銀メダルを獲得を果たした。

「五十嵐は日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語の5カ国語を話し、15歳で高校を飛び級で卒業するほど学業優秀なアスリート。さらに、昨秋よりハーバードビジネススクール(大学院)に通っているというから、なかなか日本のアスリートではマネできない高次元の文武両道ぶり。飛び抜けたイケメンに鍛え上げた肉体の持ち主でもあり、金メダルを獲得したら人気が爆発しそうだ」(スポーツ紙記者)

20年の「フォーブス30アンダー30」(日本版)の1人に選出され、23年11月、米ピープル誌がファン投票などで選出する「スポーツ界の最もセクシーな男21人」に選出された。

世界的な逸材アスリートだ。

*トップ画像はイメージ

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