【ワッツ筆頭株主破産】“同じ青森の仲間”助けたい JFLラインメールが募金活動

青森ワッツを支援するため街頭で募金活動を展開する選手たち=4日、青森市

 青森市をホームタウンとする、日本フットボールリーグ(JFL)のラインメール青森の選手らが4日、筆頭株主の経営破綻により経営難に苦しむプロバスケットボール男子Bリーグ2部東地区の青森ワッツを支援するため、市中心街で募金活動を展開した。

 ラインメールとワッツはこれまで、互いのホーム戦に選手が来場するなど交流がある。

 この日はラインメールの3選手が参加。通行人に「青森ワッツへの募金活動をお願いします」と呼びかけると、市民が立ち止まって善意を寄せていた。

 活動に汗を流した住永翔選手(25)=青森山田高出=は「同じ青森のチームとして共にやってきた仲間を助けたい。自分たちにできることが少しでも役に立てば」と話した。

 募金は5日も午後5時から約1時間実施する。ラインメールの6選手のほか、ワッツの公式マスコットキャラクター「クイッキー・デッチ」も参加する。

 ラインメールは14日に新県総合運動公園のスタジアムでホーム開幕戦を迎えるが、同日はワッツのホーム最終戦も同じ公園で開催されることから、それぞれのチケット購入者がもう一方を割安に観戦できる企画を調整している。【全文】

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