【カンボジア】24年の成長率は6.6%、フン・マネット首相[経済]

カンボジアのフン・マネット首相は2日、2024年のカンボジアの国内総生産(GDP)成長率が23年の5.6%から6.6%へ伸びるとの予測を示した。クメール・タイムズ(電子版)が3日伝えた。

首相はカンボジア・東南アジア諸国連合(ASEAN)ビジネス・サミットの開幕式で演説。「数十年にわたり、カンボジアは目覚ましい変革を遂げてきた」と強調した。

その上で、「成長率は、2028年までに新型コロナウイルス感染症が流行する以前の7%の水準に回復する見通しで、将来的に経済が明るくなることを示している」と指摘。「衣料品や自転車などのカンボジア製品は今や品質と価格競争力が世界的に認知されている。これは、世界市場におけるカンボジアの存在感が高まっていることを示している」と述べた。

カンボジアの経済成長は伝統的に衣料輸出と観光、農業、建設、不動産の各産業がけん引役になるとされる。

カンボジアの24年の経済成長率については、同国の財務経済省が先に国内総生産(GDP)が前年比6.6%増えるとの見通しを示していた。

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