【タイ】越EVビンファスト、タイ生産進出を検討[車両]

ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファストは、タイへの生産進出を検討している。タイのEV市場の成長性が高いとみている。バンコクポストが4日報じた。

タイ法人のビンファスト・オート(タイランド)のブ・ダン・イエン・ハン最高経営責任者(CEO)によると、まずは輸出で手応えをみて、その後、工場を建設するかどうかを決定する。生産進出を決めた場合に備え、タイ投資委員会(BOI)には、EV生産への投資優遇措置を問い合わせている。

ビンファストは2017年設立。21年にEV生産を開始した。海外工場は、米国とインドに設置しており、インドネシアでの建設も計画している。

販売は、東南アジア諸国連合(ASEAN)自由貿易地域(AFTA)に基づき関税が免除されるASEAN向けに注力するが、アフリカや中東などへも販路を広げる。年内には輸出先を50カ国にまで増やす計画だ。

タイ国内では、ディーラー(販売店)15社と協力協定を結んでおり、バンコク首都圏、北部チェンマイ県、中部アユタヤ県などに計22カ所のショールームが開設されている。

© 株式会社NNA