現地時間4月4日に開催されたプレミアリーグ第31節で、チェルシーはマンチェスター・ユナイテッドとホームで対戦。4-3で大接戦を制した。
二転三転するジェットコースターのような展開で、主役となったのは、コール・パーマーだ。
21歳のイングランド代表FWは、19分にPKで2-0とする追加点を挙げた後、2-3と逆転されて迎えた90+10分にもPKを成功させて、同点弾をゲット。これだけでもかなりの大仕事だが、勢いは止まらず。90+11分にショートコーナーからの強烈なシュートで、勝ち越し点まで叩き込み、ハットトリックを達成したのだ。
英公共放送『BBC』によれば、驚異のパフォーマンスでスタンフォード・ブリッジを熱狂させたパーマーは、「(どうやって逆転したのか)よく分からない!」と大興奮。白熱の一戦をこう振り返った。
【動画】あまりに劇的!パーマーの決勝弾
「可能な限り多くの試合に勝つ必要がある。あのような勝ち方ができれば、これほど素晴らしいことはない。2点目を決めた時、ファンの後押しがあったと思ったし、監督が残り2分と言っているのを見た。そしてありがたいことにゴールを決められた」
得点数はリーグ2位タイの16点に。うち半分がPKからだ。パーマーは「僕は何度もペナルティを決めてきた。外すつもりはない。最後の1分で決めるなんて、クレイジーだよ」と声を弾ませた。
頼れる背番号20は、マンチェスター・シティとのFAカップ準決勝も控えるシーズン最終盤で、このままネットを揺らし続け、低迷する名門を有終の美に導けるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部