県北最大級の大型総合遊具 鏡野ふれあい運動公園完成 インクルーシブ対応も/岡山・鏡野町

岡山県苫田郡鏡野町が、同町竹田に整備を進めていた「鏡野ふれあい運動公園」の多目的広場「ふれあい広場」が完成し、1日から利用を開始した。子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の交流と憩いの場、健康づくりの拠点とする。

かがみのドーム南側にオープンした同広場は7831平方メートル。全長約40メートルの県北最大級の大型総合遊具、広々とした天然芝生広場、1周242メートルのランニングコース、ストレッチができる健康遊具などを備える。東屋や備蓄倉庫には県産材を使用した。

西側には普通自動車158台とバス6台分の駐車場も整備した。また、2022年10月に「なかよし広場」(2069平方メートル)が先立ってオープン。障害の有無に関わらず楽しめるインクルーシブ対応の総合遊具などを設置している。

先月31日に落成式があり、山崎親男町長が「町内外問わずさまざまな年代の人が集い、多様な活動を通じたコミュニティが育まれる環境が整った」とあいさつ。名称募集で278件の中から採用された鏡野ふれあい運動公園を考案した河井知美さん(同町香々美)に賞品が贈られた後、テープカットで完成を祝った。

町内には公園施設が少ないことから、町民アンケートで整備の要望が多く寄せられていた。事業は2019年度から5カ年かけて行われ、21年度に着工。事業費は4億9363万円。

完成を祝うテープカットと風船飛ばし

© 津山朝日新聞社