群馬県舞台のテレビアニメ「菜なれ花なれ」 県庁のスタジオで紹介番組

アニメについて話す(左から)宇留賀副知事、常見さん、市川アナ

 7月から放送予定の群馬県が舞台のアニメ「菜なれ花なれ」を巡り、県とエフエム群馬は4日、同作を紹介する番組を県庁32階の動画スタジオ「tsulunos(ツルノス)」と県公式ユーチューブチャンネル「ツルノス」で放送した。作品に登場する県内の「聖地」を紹介したほか、作品の魅力をPRした。

 放送に先駆け、作品を盛り上げようとテーマを設定。宇留賀敬一副知事と、DMM.com(東京)社員で同作の宣伝プロデューサーを務める常見真希さん=伊勢崎市出身=をゲストに招き、市川まどかアナウンサーが進行役を務めた。

 番組では作中の映像を使い、登場するJR高崎駅のだるまや高崎高校、沼田駅や団子坂(沼田市)などの「聖地」を紹介。キャラクターの特徴や主題歌についても説明した。

 常見さんは、「応援」をテーマに作品の制作が始まり、高崎アリーナでチアリーディング大会が開かれていることなどから群馬が舞台になった経緯を説明。「(同作の担当は)巡り合わせだったがうれしかった」と話した。仕事で地元に関わるようになり「改めて群馬はすてきな場所だと思った」と振り返った。

 山本一太知事の影響もあり、アニメを見ているという宇留賀副知事は「アニメは世界に日本を発信する力がある」と指摘。「聖地巡礼」で全国のファンに来県してもらうことに加え、「住んでいても日ごろ気づかなかった場所に気づくきっかけにもなる。アニメを見て色々なところに行ってみたい」と話していた。

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