パリ五輪のアジア最終予選に臨むU-23日本代表のメンバー発表から一夜明けた４月５日、FC東京の松木玖生は今回のメンバー入りについて「嬉しいです」と冷静にコメント。本戦出場に向けては「しっかり勝ちたい」と力強く語ってくれた。
前節の浦和レッズ戦で今季初ゴールを決めた松木はゴールやアシストについて良い感触を得ている様子で、次節の鹿島アントラーズ戦でも「ゴールやアシストでチームの勝利に貢献したい」とも話していた。
今回ともにU-23日本代表にメンバー入りした荒木との連係は試合を重ねるごとに深めている印象で、事実、松木もそのチームメイトについて次のように話していた。
「元から凄いプレーヤーというのは分かっていました。FC東京に来て絶対にやってくれると思っていましたし、（自分との）フィーリングもいい」
荒木加入の影響に加え、４節のアビスパ福岡戦からトップ下を任されている点もあり、昨季以上にゴールやアシストへの匂いを醸し出す松木。本人曰く「手応えはある」ので、ここからパリ五輪のアジア最終予選も含めゴール量産というシナリオを描いているかもしれない。
なお、４月15日に開幕する最終予選は４か国ずつのグループに分かれてリーグ戦を戦い、各組２位までのチームが決勝トーナメントへ、そこからノックアウト方式で争う形になる。決勝に進んだ２か国、３位決定戦を制した１か国が自動的に本選出場となり、４位の国はアフリカのギニアとのプレーオフに回る。
グループBの日本は、４月16日に中国、同19日にUAE、同22日に韓国と対戦。この組で２位以内に入れば準々決勝に進出できる。
取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）
