福島と台湾結ぶチャーター便、地震後初の運航 乗客に聞いた現地の様子

台湾東部を震源とする地震から2日、福島空港と台湾を結ぶチャーター便が地震発生後初めて運航されました。

3日朝に発生した台湾東部を震源とする地震では、これまでに12人が死亡、けが人はおよそ1100人にのぼるほか、18人と連絡が取れなくなっています。このため、山間部を中心に救助活動や行方不明者の捜索が続いています。

こうした中、5日に台湾と福島空港を結ぶ台湾・タイガーエアのチャーター便が地震後初めて運航されました。県空港交流課によりますと、就航先の台北・桃園空港をはじめ、現地の安全が確認されたことから予定通り運航され、5日の便は往復ともに予約時点でほぼ満席となりました。

チャーター便の乗客「私たちは台北にいて、地震は花蓮で起きたので大きな影響はなかった」 チャーター便の乗客「地震によってすべて壊れた。私たちの会社は19階にあり、すべてが崩れ落ちて、ただ去るだけだった」

一方、空港には、これから台湾へ向かう人の姿も見られました。

台湾へのツアー客「ちょっと心配で旅行会社に問い合わせて予定通り行うということで、不安だが行くことにした。(台湾は)災害があった際にいろいろ援助してもらったので少しでも恩返しになれば」

福島空港と台湾を結ぶチャーター便は毎週、火曜日と金曜日に運航されます。

© 株式会社テレビユー福島