「熟練の技も堪能してほしい」高さ6mにもなる雪の回廊が自慢の八幡平アスピーテラインで除雪作業を公開 岩手

山にも本格的な春の訪れが近づいています。冬季通行止めが続いている岩手と秋田を結ぶ観光道路の八幡平アスピーテラインでは、今月15日の開通に向けて除雪作業が続いています。

(江幡 平三郎 記者 リポート)
「八幡平アスピーテラインの除雪作業は頂上まであとわずかというところまで来ています。今年は3月に入ってからの積雪が多く、地元の方は雪がいつもの年より白くきれいだと話していました」

先月12日に始まった八幡平アスピーテラインの除雪作業は、1日400メートルのペースで進められています。報道陣に作業が公開されたきょうは、7台の重機と12人の作業員が頂上まで残り100mの地点で、除雪を行いました。

除雪の先頭での作業は長年の経験と勘が求められ、70代のベテラン作業員が担います。仕上げに雪の壁の表面を削る技術は正に職人技の結晶です。

(県 盛岡広域振興局 岩手土木センター 道路河川整備課 阿部 寛之 課長)
「雪の回廊については経験豊富なオペレーターの方々の熟練の技によって成せるものですので、そういった熟練の技も堪能していただければと思います」

白く輝く雪の回廊は最も高いところで6mと暖冬の影響もあり過去3年の平均の6.4mよりはやや低くなっています。除雪作業はきょう午前中に頂上へ到達し、今後は道幅広げたり、ガードレールを設置するなどして、今月15日午前10時の開通を目指します。

国内最長となる雪の回廊は例年、5月の上旬まで楽しむことができます。

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