「見渡す限り花」“満開” を発表 各地で見ごろを迎えたサクラ 世界遺産の宮島にも多くの外国人観光客が訪れ

広島でも5日、満開が発表されたサクラについてです。各地の開花状況をお伝えします。

造幣局広島支局(広島市佐伯区)では、早咲きのサクラが見ごろを迎えています。5日からは、八重桜を中心に67品種・211本のさまざまなサクラを楽しむことができる「花のまわりみち」が始まりました。

坂本可織 記者
「ことし、注目なのがこちら…。近づいてみると枝の先に花が集まっていて、とてもかわいらしいです」

見た目が手まりのように見えることから名付けられた「紅手毬」も見ごろを迎えています。会場では多く人がサクラをながめ写真に収めていました。

訪れた人
「いろんな種類のサクラが咲いていて、おもしろかったです。去年は夜桜で来ましたが、今回は昼間に来させてもらって素敵でよかったです」

台湾から
「きれい!明日、東京と姫路でサクラを見ます。日本大好き!」

「花のまわりみち」は、11日まで開かれています。

小林康秀 キャスター
「宮島のサクラは満開です。外国人観光客も多いです」

世界遺産の島・宮島(廿日市市)は満開を迎え、鮮やかな桜並木が観光客を楽しませていました。

京都から
「ここまできれいなサクラを見られるとは思っていなかったのでよかったです。桜の時期でよかったね、よかったです」

オーストラリアから
「札幌から飛行機で来ました。きれいでとても見事です。きょうのサクラは美しくて素晴らしいです」

世羅高原農場ではサクラと菜の花とのコントラストも

続いては、「さくら祭り」を開催している世羅高原農場(世羅町)です。広さおよそ3ヘクタールの敷地に「ベニシダレ」や「ジンダイアケボノ」などのサクラや春の花々が見ごろとなっています。農園によりますと、ことしは例年より開花が1週間ほど遅れていて、ようやく見ごろとなったそうです。

入口から130mほど続くシダレザクラの「桜のれん」エリアでは視界がピンク色に染まり、夢の世界にいるかのようです。

青空と菜の花がサクラを引き立てる「三春の丘」エリアではパステルカラーの花々が訪れた人に待ち望んだ春の到来を告げていました。

訪れた人
「すごく広くて空気が澄んで気持ちがいい。歩いていて見渡す限り花が見えてきれい。菜の花とサクラのコントラストがとてもきれいで、見ごたえがある場所だと思った」

世羅高原農場のサクラは今月の7日まで楽しめます。

ことし開業したエディオンピースウィング広島のそばでも、桜並木が見ごろを迎えています。

坂本可織 記者
「広島市中区の本川沿いは桜並木ができていて、歩いていてとても気持ちいいです」

川沿いの芝生には桜並木を前にシートやベンチにこしかけてお花見を楽しんでいる親子の姿が見られました。

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