今季の出場は1試合のみ…負傷に苦しむチアゴ、契約満了で今夏リヴァプール退団へ?

リヴァプールに所属するスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラについて、今シーズン限りでの退団の可能性が高まっているようだ。4日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。

現在32歳のチアゴはバルセロナのカンテラ出身で、2011年にトップチーム昇格。その後はバイエルンで7年間主力として活躍し、2020年夏にリヴァプールへ完全移籍で加入した。ここまで公式戦通算98試合に出場し、数々のタイトル獲得に貢献しているが、近年は度重なる負傷の影響で存在感を示せず。今シーズンは2月に行われたプレミアリーグ第23節アーセナル戦の1試合の出場に留まっている。

そんなチアゴは今年6月末でリヴァプールとの現行契約が満了に。今シーズン終了後の去就には注目が集まっているが、今回の報道によると、現時点でリヴァプールとの契約延長交渉は行われておらず、退団の可能性が高まっているという。新天地については、実弟の元ブラジル代表MFラフィーニャ(アル・アラビ/カタール)がプレーしている中東などが検討されているようだ。

なお、チアゴが今シーズン中に実戦復帰できるかは、ユルゲン・クロップ監督が2月に「正直に言うと、彼が再びプレーできるかどうかは分からない」と言及した通り、未だ不透明だという。同選手は現在もリハビリに励んでいるものの、リヴァプールでのラストシーズンを1試合の出場で終える可能性もあると『ミラー』は指摘。加えて、リヴァプールはチアゴが個人的な理学療法に取り組むためにスペインへ戻ることを許可しているが、これは今夏の移籍に先立ち、同選手がフィットネスを取り戻せるようにするためのクラブ側の配慮であるとも伝えている。

現在はアーセナル、マンチェスター・シティと共に三つ巴の熾烈な優勝争いを繰り広げているリヴァプール。チアゴが今シーズン中にピッチへ戻ってくることはないのだろうか。

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