宇都宮大学データサイエンス経営学部が船出 入学式、5年ぶりに保護者出席も

大学生と院生1465人の門出を祝った宇都宮大の入学式=5日午後、宇都宮市文化会館

 新設のデータサイエンス経営学部がスタートした宇都宮大(池田宰(いけだつかさ)学長)は5日、宇都宮市文化会館で入学式を行った。地域デザイン科学部以来、8年ぶりの新学部には59人が入学。6学部、大学院の入学者計1465人の門出を祝った。

 新学部ではビッグデータ分析などを通じて、社会やビジネスの課題解決を探るデータサイエンスと経営学を組み合わせ、地域で活躍できる人材を育成する。

 他学部の入学者は編入学者を含め、地域デザイン150人、国際109人、共同教育172人、工335人、農214人。大学院は426人。新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、5年ぶりに保護者の参観が可能となった。会場は真新しいスーツ姿の学生や、わが子の晴れ姿を見守る保護者たちであふれた。

 池田学長は式辞で「大学の学びは受け身ではなく、自らつかみ取ることが必要。夢の実現に向けて積極的に取り組んでほしい」とエールを送った。

 新学部に入った本県出身の北條太智(ほうじょうたいち)さん(18)と山梨県出身の秋山太希(あきやまたいき)さん(18)は早速打ち解けた様子。北條さんは「経営に興味がある。たくさん学び、人脈を広げたい」、秋山さんは「将来はデータサイエンティストになりたい。サークルやバイトも楽しみ」と語った。

© 株式会社下野新聞社