F1日本GPが開幕 鈴鹿サーキット、初の春開催 三重

【フリー走行でコースを走るマシン=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで】

 【鈴鹿】三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで5日、自動車レースの最高峰「F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース」が開幕した。F1日本グランプリの春開催は初めて。7日まで。

 全24戦のうち4戦目。レースには10チーム、20台のマシンが参戦する。第3戦のオーストラリアGPで7位入賞した日本人ドライバー、角田裕毅選手の活躍に期待がかかる。

 同サーキットは「これまでの終盤開催が序盤開催になったことで、鈴鹿のコースでは各チームが今年のマシンの仕上がり具合を確認する機会になる。今までとは違い、どういうレースが行われるか分からないところが逆に見どころ」と話す。

 初日は午前と午後で計2回のフリー走行があり、各チームのマシンがタイヤやコースのコンディションなどを確認しながら、マシンの状態を調整。ホンダの育成ドライバー、岩佐歩夢選手が公式セッションデビューした。

 この日の観戦客は5万人(主催者発表)。会場は多くの来場者でにぎわっていた。

 6日午後3時から公式予選、決勝レースは7日午後2時スタートを予定している。

© 株式会社伊勢新聞社