【MLB】大谷翔平、シカゴの強風に阻まれた「幻の今季3号」 177キロ、36度の一打は“20回中18回”がスタンドイン

ドジャース大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地で行われたカブス戦に「2番DH」で先発出場。5回表の第3打席に今季2号2ランを記録、さらに第5打席にも大飛球を放ったが惜しくも中飛に打ち取られた。

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■2号アーチよりも完璧な中飛に

大谷は、第5打席に相手3番手ジュリアン・メリーウェザー投手と対戦。6球目のスライダーを豪快に振り抜くと、打球はこの日最速の110.2マイル(約177.3キロ)で中堅へ。角度36度で放たれたボールは本塁打性の当たりに見えたが、コーディ・ベリンジャー外野手が定位置からわずかに下がったポジションで難なくキャッチした。

試合後には、デーブ・ロバーツ監督が「本塁打になる軌道と打球速度だった」と明かすなど、本来であればスタンドインしてもおかしくない一打。ドジャース公式ブログ『Dodger Insider』の情報によると、スタットキャスト導入の2015年以降では同様の打球は20本記録されており、うち18本が本塁打になっていたとのこと。

シカゴのリグレー・フィールドは、年間を通して強風が吹き荒れることで知られており、風向きによっては大きく打球飛距離が減少するデータも示されている。映像を見返しても、平凡な中飛になるとは思えない。ほぼ完璧なフルスイングだった。

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(H.Ariga/SPREAD編集部)

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