静岡県の川勝知事「職業差別」発言巡り公の場で初めて謝罪 JA関係者「受け入れ難い」

静岡県の川勝平太知事は、職業差別とも受け取れる発言をしたことについて、初めて、公の場で謝罪をしました。

4月6日、川勝知事は浜松市のイベント「浜名湖花博2024」の開会式に出席しました。

あいさつの冒頭で川勝知事は「私の誠に恥ずかしい発言によりまして、これまで大事にしてまいりました第1次産業に従事している方々の心を傷つけましたことを、誠に申し訳なく思っております。心よりお詫びを申し上げます」と謝罪の言葉を述べました。

また、開会式が始まる直前、JA関係者にも謝罪を行ったということです。

謝罪を受けたJA遠州中央の鈴木政成名誉会長は「知事の発言は日頃からそういう考えを持っていることから出てきたと思っている。謝罪を受けたが、受け入れ難い。今後、正式に抗議をする方針」と話しました。

川勝知事を巡っては4月1日、新規採用職員への訓示の場で、職業差別とも受け取れる発言をしたことが問題となり、3日、「6月県議会をもって辞職する」と表明しました。

5日には批判の拡大を受け、発言を撤回しています。

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